総務人事労務の皆様、いつもお世話になっております。

 2020/10/17も秋雨の週末でした。12月並みの寒さと言われる中出かけてまいりました。
 私は現在は産業医としての生活がメインですが、現在も定期的に内科外来を担当させていただいております。

 本日、半年ぶり以上の再開となった方々が2名おいでいただきました。コロナの流行も少し落ち着きちょうどいいいタイミングだったのでしょう。

 定期的な検査を行い、「今度お会いするときにはコロナが落ち着いているといいですね」と雑談をしてです。長い方では10年になります。月1回というようなものでなく、淡々と6-12か月の間で定期的に経過観察をしていけばよい方々です。
 病院で臨床医として修業に明け暮れいたころに専門としていた領域では、入院の方の8割以上が常に癌の方で、さまざまな癌種がある中で、未だ5年生存率は数割以下という難治がんの方がほとんどでしたので、このように長く診察させていただく関係が続いているということは、もうそれだけで、ああよかったという気持ちと、続いている関係に感謝の気持ちです。

 大学の医局にいれば定期的な人事で短ければ数か月、長くて数年で異動でした。その中で、通常は「病院」の立地等で通われている方がほとんどですから、同じ医局派遣の先生に申し送りをして診察の継続をお任せする流れになるですが、その中で、通いにくくなっても、私の異動先に「転医」を選んでいただける方々がおられたことは、本当に、臨床医として大変ありがたいことです。
 結婚相手、家、仕事などに「ご縁」というものがあるといわれますが、患者と医師にも相性はあるものだと思います。

 産業保健スタッフとして、クリニックや病院選びのお手伝いをさせていただくことがあります。その方にとって相性のよい先生であるといいなと思いつつ関わらせていただいています。
 健康診断の結果で精密検査が必要と言われたけど、どこを受診したらいいんだろうといったご相談は総務の方からも時々受ける相談です。40-50歳代にもなれば、再検査の項目が出てくることも増えてきます。そんなときも産業医に一声かけていただければと思います。

2020/10/18 産業医とねりこ記