人事労務総務の皆様 いつも大変お世話になっております。

 今回は労働安全衛生関係の押印廃止についての記事です。
 実務的には小さい手間が少なくなり、積み重なれば助かるのではないでしょうか。

 2021年8月28日付の通知で(基発0828第1号)、健康診断個人票や結果報告書の医師
等の押印等が不要となりました。年末までに他の書式のひな形も従来あった「印」が
廃止されました。
 まずはそのお知らせ用の参考HP2つです(厚労省)。
1.じん肺法施行規則等の一部を改正する省令の施行について(令和2年8月28日付
け基発0828第1号)
https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T200903K0010.pdf
2. 【リーフレット】
https://www.mhlw.go.jp/content/000673020.pdf

 また、以下は提出用の各種書式がまとまっているHP(厚労省)へのリンクです。いずれもこれまであった「印」がなくなりすっきりしています。従来の電子申請には必要であった医師の電子署名も今回の法改正で不要となっていますので、電子申請ができる会社の方にはさらに助かる改正といえるのではないでしょうか。コロナの流行もあり急速に変更されましたが今後もこの流れは進むのでしょうね。

3.安全衛生関係主要様式
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/anzen/anzeneisei36/index.html
4.各種健康診断結果報告書
https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei36/18.html
5.定期健康診断結果報告書様式
https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei36/18-01-download.html


 ただ、これで産業医の目に触れずに提出することができるわけなのですが、従来押印のタイミングでは見せていただいていた通り、提出後でも大事なデータとして医師にみせていただけますよう、今後ともお願いいたします。

2021/2/26 産業医とねりこ記